サウジアラビア中東・アフリカ

サウジアラビアの旅14 プランニングと費用について

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本屋さんでことりっぷサウジアラビアが出ているのを見て、攻めているなあと思っていると、旅行番組「朝だ!生です旅サラダ」で2024年1月6日から5回に渡って、サウジアラビアが紹介され、急に興味が湧きだしたサウジアラビアへの旅行。行くことが決まってから、会社の飲み会で他部署の女性がサウジアラビアに行ったことがある人がいたので話を聞いてみたが、あまり詳しい話は聞き出せず、彼女曰く「普通に行けますよ」的な受け答えだった。未知の国で、情報も少ない中、私も行ってみて感じたのが、「普通に行ける」だったので、彼女も説明しようが無かったのかもしれないと感じた。宗教的なことと商習慣(店のオープン時間)を気を付ければ、普通に行けるのであった。あと、気を付けるのは、旅行に行く季節も重要ですね。また、私が調べ始めたらころは、閉業中となっているところが何カ所(Harrat Viewpoint、Edge of the world等)かあったが、年末年始はオープンしていたので、常に最新情報をHP等で確認しないと詳細プランは立てられないと感じました。

ここでは、本編では書けなかったことなどを、書いていきたいと思う。
*下記URLは変わる可能性があるので、最新を確認下さい。

サウジアラビア全般の情報

サウジアラビア政府観光局のページ(交通機関など細かく説明あり。情報満載です)
サウジアラビアへようこそ – 公式ウェブサイト Visit Saudi

サウジアラビアのオアシス都市、アルウラ(Web LEON) – Yahoo!ニュース
こちらの記事はサウジアラビアの雰囲気を理解するのにいいと思います。Yahooニュースでリンクが切れる可能性があるので、元のWeb LEON の記事のURL も記載しておきます。

サウジアラビア国内交通

◆飛行機
Saudia https://www.saudia.com/
Flynas https://www.flynas.com/
Flyadeal https://www.flyadeal.com/en/
*Saudia航空を利用しましたが、搭乗日に空港の到着がギリギリになると思い、Webチェックインしようとしたら、全く繋がらず。諦めていたら、Webチェックインが完了していないと思われるのに、メールでboarding Passが送られてきた。早めにWebチェックインするこをお薦めします。

◆高速バス
Nowthwest bus https://nwbus.sa/en/
SAT(SAPTCO ALSA FOR TRANSPORTATION) https://satrans.com.sa/
Darb Alwatan https://darbalwatan.com/en/
日本人の観光ルートからすると、Northwest busのアルウラ⇔メディナ間の利用が多いのではないかなと思います。追加料金を支払って、前の席を取ったのに、バスに乗ると、現地人が前の席を占領していたし、そもそも座席番号が振られていなかった。なので、座席指定する必要なし。なお、アルウラのバス停は、google mapのバス停が間違って表示されているようなので、Googleのコメント欄など読んで判断お願いします。もう訂正されているかもしれませんが…。

こちらはメディナのNorthwest busのバスターミナル。ごく普通のバスターミナルです。
Northwest bus

こらら、アルウラで降ろされたところ。何の目印も無かった・・・。Northwest bus

◆鉄道
サウジアラビア鉄道 SAR(Saudi Arabia Railways) https://www.sar.com.sa/
*日本人が旅行するルートではなかなか利用しないのではないかと思う。
ハラマイン高速鉄道 Haramain High Speed Railway https://sar.hhr.sa/
*googleで、”High Speed Railway”, ”Saudi Arabia”を検索すると、検索結果に鉄道チケット手配会社のHPが並びますので、公式ページから予約するようにしましょう。

◆リヤド地下鉄・バス、Uberなど配車アプリ
下記、別項目にまとめていますので、そちらをご覧ください。

旅の準備編

*購入したチケット、eVISAなど、とにかく、サウジアラビアから来るメールは迷惑メールボックスに振り分けられることが多かったので、ご注意下さい。
◆eVISA https://www.visitsaudi.com/ja/plan-your-trip/visa-regulations
*アライバルビザもありますが、eVISA取得される方はサウジアラビア政府観光局のページから申請して下さい。写真は現在200pixel × 200Pixelが求められるので、そのサイズを用意しておいてください。今のところWeb上で調整できません。

◆e-sim
お薦めは、https://www.airalo.com/ja
紹介コード  AYAKO3834 をご利用ください。多分、お使いいただいたら、USD $3 利用者にももらえると思います。電波状況はHarrat Viewpointが繋がりにくかったですが、少し場所を変えれば、Uberも呼ぶことができました。その他は普通でした。

◆各種アプリのダウンロードと”登録”
日本のSMS(電話番号当て)に認証番号が飛んでくるアプリもあるので、必ず、ダウンロードだけでなく、日本で登録を済ませておいてください。

Uber iOS(Apple) Google Play
Uber。このアプリを一番利用しました。
Careem iOS(Apple) Google Play
中東を中心とした配車アプリ。結局、一度も使うことなくでしたが、配車アプリの第二選択肢として入れておきましょう。
Webook iOS(Apple) Google Play
webook.comのアプリ。リヤドのブルバード・ワールドに行く人は必ず入れておいてください。チケット販売所はなく、eチケットのみです。
Riyadh Trans iOS(Apple) Google Play
darb。リヤドの地下鉄、バスの路線の検索アプリ。私が行った時は、地下鉄がまだGoogle Mapルートで検索できないタイミングだったので、大変役立ちました。絶対入れておくべきアプリだったのですが、今はGoogleで検索できるようになりました。お守り程度に入れておきましょう。使いやすいです。こちらは特に個人情報の登録不要です。
クレジットカード事情

サウジアラビアにはジェッダ空港から入ったが、空港ではATM2台見つけたが、1台は故障中(人に聞いた時にもそのATMを紹介された)。もう1台は、ハラマイン高速鉄道のビジネスラウンジに行くエスカレーター横にあったが、外国人旅行者向けではないようで、結局現金を引き出せなかった。市中のクレジットカードの利用率状況を見ても、空港のATMは以前より減っているのではないかと思う。ハラマイン高速鉄道のATMの近くに両替所があるが、ランチ中なのかスタッフがずっと席を外したままだった。できれば日本で、数千円両替(2000円程度)し、後はクレジットカードでいいと思う。民泊で現金を指定しない限り、ほぼクレジットカードで対応できたのではないかと思う。日本よりクレジットカード利用率は高いと思います。Uberはクレジットカード精算だが、タクシーは現金のみの場合があるので、要注意。
両替は日本でできるなら、日本で両替しておいたほうがいいと思います。
サウジアラビア・リアルが日本円3000円程度余ったので、リヤドの空港(ゲート内)で両替しようと思ったが、100ドル(または100ユーロ)からしか受け付けないと2軒に断られたので、運よく両替所が見つかっても、少額を両替してくれない可能性あり、もしくは少額の両替はレートが悪い可能性もあるだろう。
*アルウラの空港のレートがすこぶる良かった。多分間違えていたのかも…。

下記は、お店の前で見かけた受け入れ可能なクレジットカードの看板。どこのお店もこのクレジットカードのパターンだったと思います。サウジアラビア クレジットカード

物価について

日本のより少し高い気がします。日本の1.2倍くらいかな。スタバはCafe MochaのShortが19SARと高めでした。
Kuduという現地のファースト店では、一番安いチキンバーガーセット(飲み物、ポテト付き)28SAR、コーヒーが5SAR程度。ローカルレストランはピンからキリまで、超ローカルレストランは日本より安い気がしました。

服装について

私(女性です)がサウジアラビアの行くときに一番悩んだのが服装です。基本、露出が多くなければ、服装は自由です。スカートでもワンピースでもパンツでもOKです。ただし、聖地のメディナの預言者のモスク近くは、お尻の隠れる眺めのチュニックやくるぶしまでくるだらりとした服装、そして頭にはスカーフを巻くのが無難かなと思いました。男性はTシャツにデニムの日本人を見かけましたが、季節的なこともあるとは思いますが、ちょっと浮ている感じがしました。男性は少なくとも綿のシャツに綿のパンツが無難かなと思いました。ただし、この服装も段々緩くなっていくでしょう。

年末年始旅行したのですが、昼間はもう少し温かいかなと思ったのですが、意外と寒かったです。日中もずっと、薄いダウンをジャケット着たままでした。中にTシャツを来ていたのですが、Tシャツでなく、綿の長袖かカットソーくらいがちょうどかなと思います。それにカーディガンを来て、ジャケットの組み合わせくらいがいいと思います。もちろん、郷に入っては郷に従えでアバヤを着てもいいでしょう。

サウジアラビア
さて、現地の女性は95%くらいが真っ黒いアバヤ(ガウンタイプの長い民族衣装)にヒジャブ(頭髪を隠すスカーフのようなもの)やニカーブ(目だけ見せるもの)を付けていました。たまたま、日本に留学していたというサウジアラビア女性が私たちが日本人とわかったようで声をかけてくれたんですが、彼女はパンツ姿の普通の服装でした。サウジアラビア女性の服装は自由なのか、確認したら自由とのこと。自分の意志でアバヤを着ているとのことでした。まあ、アバヤの下はジーパンにブラウスだったり、普通の服装なんですが。それは想像の通りなんですが、真っ黒のアバヤに白のスニーカー(学生はこのパターンが多いです)が合わない気がしました。

治安について

治安はいいと思います。日本人女性で一人旅をされている方も何人かみかけました。夜でも出歩けます。
信号が少ないと感じました。車社会ですからね。それで遠回りさせられることが多かったですね。または現地人についていって、道を横切るか。

サウジアラビアあるある
  • ケンタッキー・フライド・チキンのようなチキンチェーン店が多い! 都会はとにかくファストフード店が多いし、そこに人が群がっている。
  • 信号が少ない、一方通行が多い。
  • 入場料がよく変わる(安くなる傾向)。最新情報をチェックするようにしてくださいね。
    ※思い出したら追加していきます。
スケジュール

11日間の予定でしたが、JALと共同運航便のカタール航空が運休になったため、12日間になりました。往路のリヤド発のカタール便が運休となり、1日延びました。この運休にあたり、JALから「なお、運休便からの無料での変更手続きは1度のみのみとなります」と連絡があったのにはびっくりました。こちらが望んだ便の変更でないのに…。

行 程
第1日目 17:45関空発 → 23:40ドーハ着
第2日目 7:20ドーハ発 → 10:00 ジェッダ着。旧市街→JEDDAH SIGN→ Red sea mall →Al Rahmah Mosqueとその近辺。           <ジェッダ泊>
第3日目 午前中 タイバット博物館 外観のみ。 午後 ハラマイン高速鉄道でメディナへ移動。
夜のメディナ散策。                <メディナ泊>
第4日目 Hop-on Hop-off バスでメディナ観光。       <メディナ泊>
第5日目 メディナ→アルウラへバスで移動。 夜Old Townへ。 <アルウラ泊>
第6日目 ヘグラ遺跡観光。エレファント・ロック。       <アルウラ泊>
第7日目 Oasis Heritage Trail散策、ダダンまで歩く。Harrat Viewpointへ。<アルウラ泊>
第8日目 アルウラからリヤドへSaudia航空で移動。       <リヤド泊>
第9日目 Edge of the worldツアー観光。           <リヤド泊>
第10日目 国立博物館。ディルイーヤ遺跡。ブルバード・シティ リヤド、ブルバード・ワールド
<リヤド泊>
第11日目 11:55リヤド発 → 13:15カタール着。
第12日目 01:10カタール発 → 関空16:15着。
旅の予算

*1SAR=約43.5円。1ドル=約158円(2024年12月現在)
*航空券は、航空会社公式HPにて予約。5月中旬に購入しました。食事はレストランに入るタイミングがなく、カフェで済ますことが多かったです。サンドイッチとか大きいので、同行者と半分こしてることが多かったです。

関空-ジェッダ リヤド→関空(JAL カタール便運航便) 199,020円
Saudia航空 279.45SAR(11,433円)
 *航空券代 計 210,453円
ハラマイン高速鉄道 ビジネスクラス 145.42SAR (6,127円)
Northwest bus(メディナ→アルウラ) 122SAR (5,174円)
Uber、タクシー 623.29SAR(26,470円)の半分負担  13,235円
地下鉄(デポジット、1回券、3日券)  35SAR (1,508円)
 *国内交通費 計  26,044円
 *宿泊代 計 3837.44ユーロ(164,560円)の半分負担  82,280円
メディナHop-in Hop-off バス、ヘグラ遺跡 バス  9,477円
Edge of the worldツアー  9,219円
Boulevard World チケット  80SAR (3,484円)
 *ツアー、入場料 費 計  22,180円
食事代 計  約9,000円
eVISA代 402.21SAR(17,369円)
**旅の総額 約368,000円
総評

2019年9月より外国人の観光ビザが解禁され、さらに、2022年には聖地メディナへの観光客受け入れも解禁されて、サウジアラビアの旅行がしやすくなりました。なぜ今まで外国人に開放しなかったのか不思議なくらいです。
訪問して思ったのが、働いている女性も多いことがわかりました。家に閉じこもっている女性を想像していたのか、メトロや公共の場所で働いている女性を見るとなぜだかうれしくなりました。
サウジアラビアはビジョン2030を掲げ、石油依存型経済から脱却し、投資や観光、製造業、物流など経済の多角化を目指しているようです。2030年には大阪万博の次にリヤドで万博が開催されます。また、現在、ドラゴンボールのテーマパークをリヤド郊外に建設中のようです。発展著しいサウジアラビア、5年後くらいにまた訪れたいです。